こんにちは。エムズ歯科クリニック能見台歯科医師の辻上です。
今回は、歯科治療の選択肢のひとつである「インプラント」について、メリットとデメリットをわかりやすくご紹介いたします。また、当院で行っている「静脈内鎮静法」についてもご説明いたします。
インプラントとは、歯を失った部分に人工の歯根を埋め込み、その上に人工の歯を装着する治療方法です。見た目が自然で、しっかりと噛めることから、関心を持たれる方が多くいらっしゃいます。
インプラントのメリット
- 噛む力の安定:顎の骨にしっかりと固定されるため、食事の際に違和感が少なく、硬いものでもしっかり噛むことができます。
- 自然な見た目:周囲の歯と調和するように作られるため、口元の印象が自然に保たれます。
- 他の歯への負担が少ない:ブリッジのように隣の歯を削る必要がないため、健康な歯を守ることにつながります。
インプラントのデメリット
- 治療期間が長くなることがある:骨との結合を待つ期間が必要なため、数ヶ月にわたる治療となることもあります。
- 外科的な処置が必要:顎の骨に人工歯根を埋め込むため、手術が必要となります。
- 費用が高額になることがある:保険適用外のため、治療前にしっかりと説明を受け、納得したうえで進めることが大切です。
静脈内鎮静法について
当院では、インプラント治療などの際に「静脈内鎮静法」を導入しています。これは、点滴によって鎮静薬を投与し、リラックスした状態で治療を受けていただく方法です。眠っているような感覚になり、不安や緊張を和らげることができます。
特に歯科治療に対して強い不安をお持ちの方や、長時間の治療が必要な方にとって、安心して治療を受けていただける選択肢となります。
なお、当院ではこの静脈内鎮静法を、歯科医師免許を持つ麻酔科医が対応しております。専門的な知識と経験を持つ麻酔科医が担当することで、安全性に配慮した体制を整えております。
静脈内鎮静法はすべての方に適しているわけではありませんので、事前の診察とご相談が必要です。ご希望の方は、どうぞお気軽にスタッフまでお声がけください。
エムズ歯科クリニックでは、患者さま一人ひとりに寄り添い、丁寧なカウンセリングを心がけております。これからも皆さまのお口の健康をサポートできるよう、スタッフ一同努めてまいります。