歯周病と栄養

  担当: 管理栄養士 金森 | 2024.01.18

みなさんこんにちは。

エムズ歯科クリニック能見台 管理栄養士金森です。

みなさんは普段ご自宅でどのようなオーラルケアをしていますか?お食事後の歯ブラシやフロス、うがい薬など様々あると思います。しかし、そのようなケアグッズだけでなく、お食事からもアプローチができることをご存知でしょうか?

お口の中に作用する栄養素は、主に2つの目的があります。1つ目は歯に作用するもの、2つ目は歯茎などの粘膜に作用するものです。 

今回は、2つめの粘膜に作用する栄養素についてお話ししようと思います。

お口の中の粘膜といえば歯茎ですが、歯茎は歯を支える土台であるため良好な状態を保つことが大切です。この歯茎が腫れて炎症をおこしたり、歯を支える骨が溶けてしまうと歯周病という状態となります。歯周病になると、歯を抜かなければいけなくなったり、自然と抜けてしまったりとします。また、歯周病は生活習慣病とも関わりがあると言われており、歯周病が悪化すると糖尿病も悪化するという報告もあります。

歯周病を対策する栄養素はどのようなものがあるでしょうか?

様々な栄養素がありますが、特に注目されているのがコエンザイムQ10です。コエンザイムQ10は、強い抗酸化作用があり、また細胞の中でのエネルギー産生に関わっています。そのため、不足すると細胞が本来の働きをすることが難しくなります。 体内のコエンザイムQ10の合成量は、20代前後がピークであり、年齢と共に減少していきます。 またストレスや激しい運動、偏食、飲酒などの生活習慣によっても合成量が減少する傾向にあります。しかし日常の食事 から補充できる量はごく少量です。 意識的に摂り合成量が大きく減少しないことが体内の細胞のエネルギー産生には効果的です!

では、コエンザイムQ10を摂るためにはどのような食品を食べたら良いでしょうか?

まずはイワシやサバなどの青魚です。また肉類では牛肉や豚肉に比較的多く含まれてます!野菜だとほうれん草やブロッコリーがおすすめです。

ほうれん草やブロッコリーだとサラダやスープなどに取り入れやすいので、是非試してください!

いつものオーラルケアに加えて、お食事からのアプローチも意識してみてください!

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