こんにちは。
能見台の歯科衛生士、荒井です。
私、大人になってから気付いたんですけど、上の前歯の切縁に「切縁結節」というギザギザがあるんです。
永久歯が生えたての頃は皆その切縁結節があって、大抵2~3年の内に徐々にそれが摩耗してきて目立たたなくなるんですけど、私、まだあるんです。(笑)
なんでかなーと考えたら、食事の時のクセのせいかな?って。
私、永久歯が生えてくる時期からなぜか歯をすごく大事にしたい気持ちがあって、たとえばお蕎麦などの麺類を食べる時に上下の前歯を噛み合わせたら歯を痛めつけてしまいそうな気がして、麺類は上の前歯と舌で噛み切るクセがついてたんです。
そりゃ摩耗しにくいよね、と。
そういったクセのことを、歯科ではよく「習癖」と言います。
歯並びなどに悪い影響を与える習癖は、「悪習癖」と言います。
逆に言うと、悪習癖によって歯並びが影響を受けるということです。
なので、私たちが診療室で患者さんたちの口腔内を拝見した時、
「ここの歯並びがこうなっているということは普段 右手で頬杖をつくクセがあるんじゃないかな?」
などと予想することができます。
なぜ今の口腔内の状態になっているのか、を予測できるんですね。
と同時に、
「現状、矯正治療をした方がいいけど、した後もこの頬杖のクセを続けたら後戻りしやすそうだな。」
と未来を予測することもできます。
口腔内には過去と未来が隠れているのです。
矯正歯科、を標榜している歯科医院は単に歯並びの改善をするだけではなく、上記のような「悪習癖」にも着目した指導をしてくれる歯科医院が多いです。
せっかく歯並びを改善しても、すぐに後戻りしてしまったらもったいないですよね。
ご自身の歯並びについて歯医者さんでの相談を検討なさる予定の方は、受診時に、矯正治療自体の説明(基本的に保険外の自由診療となりますので、費用の確認もしましょう)の他、
「なぜこの歯並びになったのか?」についても一緒に話してみることをおすすめします。
なお、当院の矯正治療は複数の種類から患者さんに適したものを選択することが可能です。(たとえば、前歯だけマウスピースで動かすインビザラインGoなら上下で税込み440,000円、など)
費用の詳細はこちらにも掲載されていますので、よかったらご覧になってみてくださいね。