歯科医院とSDGs
エムズ歯科クリニックにおけるSDGs の取り組み
ご存知の方も多いかもしれませんが、SDGsとは、Sustainable Development Goalsの頭文字を略した言葉で、2015年9月の国連サミットで加盟国の全会一致で採択された、2015年から2030年までに持続可能でよりよい世界を目指すために掲げた国際目標となります。
17のゴール・169のターゲットから構成された目標に対し、地球上の「誰一人取り残さない(leave no one behind)」ことを誓い、発展途上国のみならず,先進国自身が取り組むユニバーサル(普遍的)なものとして日本としても積極的に取り組んでおります。
エムズ歯科クリニックでは2003年の開業以来、
- 1)地域医療に貢献します
- 2)患者様本意の治療を行います
- 3)すべてのスタッフに対して責任を持ちます
の3つを法人理念に掲げ、約20年に渡り歯科診療を行なってまいりましたが、2020年よりSDGsの理念に共感し、
- 『目標3:すべての人に健康と福祉を』
- 『目標8:働きがいも経済成長も』
- 『目標17:パートナーシップで目標を達成しよう』
を達成できる様、以下の取り組みを行なっております。
目標3 すべての人に健康と福祉を
エムズ歯科クリニックでは、歯科治療を通じて、全ての患者さまの健康を守る取り組みを行なっております。
患者様の健康を守る取り組み
歯科診療における取り組み(診療内容)
エムズ歯科クリニックでは、理念の一つでもあります「地域医療に貢献します」を守るべく、地域のかかりつけ医として、お子様からご高齢の方まで安心して通って頂けるよう広い診療を行なっております。
訪問歯科診療における取り組み
エムズ歯科クリニックでは、歯科医師、歯科衛生士、管理栄養士がチームを組み、お体が不自由なことを理由に、これまで歯科医院への通院をあきらめていた方のもとに直接伺う訪問歯科診療にも力を入れており、食事や会話を楽しみ、快適に生活していくためのお手伝いをしております。
保育園検診︎における取り組み
理念の一つである、「地域医療に貢献します」を体現すべく、保育園検診も積極的に行い、地域のこども達のお口の健康を守っております。
診療環境・設備における取り組み
エムズ歯科クリニックでは、IT化の進む歯科業界において常に患者さまに対し有効な治療ができるよう、10のクリニックすべてで新しい診療機器、診療ツール、歯科材料を積極的にとり入れております。
CT
歯が失われた部分の骨の厚みや深さ、上顎洞や下顎管までの距離を0.1ミリ単位で正確に計測し、歯牙や上顎洞の形態の三次元的イメージを把握できる為、従来のX線写真に比べ的確な審査・診断ができるので、より精度の高い治療が行えます。また撮影時間も短く放射線の被曝量も少ない為、患者さまへの負担を大幅に軽減することができます。
マイクロスコープ
目視では見る事ができない複雑な歯の内部を拡大視ながら見る事ができるので、精密な診断や治療ができます。治療を精密に行える事で 削り残しや必要以上に健康な歯質を削ることも防ぎ、治療時のダメージも最小限に押さえる事ができるので治療後の回復も比較的早く患者さまの健康維持につながります。
セレックシステム(CAD / CAM)
エムズ歯科クリニックでは、セレックシステムと呼ばれる医療先進国ドイツで誕生したコンピューター制御によってセラミックブロックから詰め物・被せ物を設計・作製するCAD/CAM技術を使ったセラミック治療を行っております。CAD/CAMセラミックは汚れが付着しにくいため、虫歯・歯周病リスクを抑えられ、金属アレルギーの心配を軽減することができます
CAD/CAM とは
スキャナーと呼ばれる3D光学カメラで撮影したお口の中のデータをもとに、コンピューター上の3D画像で修復物を設計し、ミリングマシンと呼ばれる加工機を使ってセラミックの詰め物やかぶせ物を削りだします。歯型どり〜被せ物ができ上がるまでが全てデーター上で行われる為、人為的なミスがおきず、歯科技工所へ現物を送る必要もないので、口腔内のスキャンから修復物の被せ物の取り付けまで最短1日で完了する事も可能です。また、スキャンされたデーターは非常に高解像度な為、従来の材料を使った型取りに比べ、出来上がる詰め物や被せ物も非常に精密で適合がよく虫歯の再発なども起きにくくなります。
Iteroエレメント5(口腔内スキャナー)
Iteroエレメント5は、口腔内スキャナーとして初めて近赤外光画像(NIRI)技術を搭載し、歯牙の内部構造をリアルタイムでスキャンできるハイブリッドな性能をもった画期的な口腔内スキャナーです。アウトカムシュミレーターという機能を搭載しており、アライナー矯正治療を行った際にどんな治療結果が期待できるのかを3D画像でシミュレーションして見る事ができるので、アライナー矯正治療後に自分の歯がどうなっているのかをビジュアルで確認できます。画像を見ながら患者さまとコミュニケーションを行えるので治療への理解が深まり、安心して治療を受けて頂けます。
目標8:働きがいも経済成長も
エムズ歯科クリニックでは、職員が健康で文化的な生活を送れるよう様々な複利厚生を整えております。また、働きやすさの追求だけでなく、個々が将来に渡り通用するキャリアを構築できる様、働きがいのサポートもしております。
▶︎複利厚生
・社会保険完備
法人理念の一つとして掲げております「全てのスタッフに対して責任を持ちます」の精神にのっとり、歯科業界では未だに取り組めていない歯科医院が多い社会保険や厚生年金にもいち早く加入いたしております。
・完全週休2日制・祝日休み
職員が健康で文化的な生活が行える様、完全週休2日制で祝日休みにしております。
診療も基本的には予約制のため、残業もほとんどなく仕事もプライベートも充実できる環境作りに努めております。
・人間ドック受診
毎年全職員が人間ドックを受診しております。
・借上社宅制度
地方から就職する職員が、安心して上京いただけるように、クリニックにて物件選定〜賃貸借契約までを行い、家賃の半額(最大4万円)までを負担する借上社宅制度を行なっており、現在、職員の約1/4が利用しております
▶︎公平な評価システム
マニュアルを活用した院内教育
教える人間によって指導方法が異なっていたり、教えられる側の解釈が間違ったままの状態で働くと思わぬトラブルになりかねないので、基本的な事柄はマニュアルにわかりやすく記載して全職員に配布し、わからなくなった時にも立ち止まり見返す事で職員が安心して業務を行える環境作りに努めております。
スター制度(人事評価制度)
従来の年功序列による評価ではなく、頑張っているスタッフを積極的に評価する人事評価制度『スター制度』を採用しております。業務遂行ポイントを貯め、ランクが上がると役職だけでなく、段階的にお給料も上がり、仕事の重要性・責任感の高いもとのなります。3スター以上になると、実際に医院の運営にも深く関わっていきますので、大型法人を運営する為の仕組み作りや経営方法も学ぶことができます。
▶︎キャリアサポート
・セミナー資格/支援制度
最先端の治療を学び、見聞を広めるためのセミナー参加や資格支援を行うべく、参加や受講にかかる費用の一部または全額をクリニックが負担しております。現在は、勤務する大多数の歯科医師が支援制度を利用し、日本口腔インプラント学会の専修医・専門医や日本歯周病学会の認定医を目指しております。
・メディアを通じて情報発信
エムズ歯科クリニックは、歯科メーカーや医療メディアとも関係が深く、新製品に対する取材協力や専門誌への執筆など様々なメディアから数多く頂いており特には個人取材を受ける事があります。働く社員がやりたい事を見つけたら法人全体で全力でサポートしております。
・院内勉強会
全体
エムズ歯科クリニックでは「全体勉強会」と呼ばれるスタッフ全員参加の勉強会があります。
この勉強会は、クリニック全体で情報を共有すると共に、マニュアル確認のためのインプットとアウトプットをしていきます。全ての患者様に最新・最良の診療を平等に受けて頂くことを目指し、当クリニックでは定期的に開催をしています。整った環境の中で、スタッフ皆で共に学ぶことができます。
歯科医師
エムズ歯科クリニックでは、月に1度、全ドクターが集まり勉強会を開催しています。外部の著名な先生を呼んでの特別講義も行っており、めまぐるしく変化する、歯科業界の最新情報や知識を学んでおります。
歯科衛生士
エムズ歯科クリニックでは、特に不安を抱えやすい1年目、2年目は毎月外部講師を迎え、超一流の講師による直接指導のもと、正しい手技と知識を学べる環境を用意しております。
受付勉強会
2ケ月に1度受付担当者が集まり、どうすれば患者様へ最高のサービスを提供できるのかを考えます。
未経験で入社したスタッフでも、この受付勉強会を通じてスキルアップすることによりクリニックの顔になるべく成長していきます。
▶︎院内イベント
チーム医療を行うには、コミュニケーションも大切です。社内行事だけでなく、職場の仲間と誘い合ってイベントを企画したり、スポーツ観戦を行ったりしております。
新人研修会
国内研修
社員旅行
スポーツ観戦
富士登山
誕生日会
目標17:パートナーシップで目標を達成しよう
大学病院との治療連携
東京医科歯科大学の歯周病学分野、地域・福祉口腔機能管理分野、口腔デジタルプロセス学分野の教授陣に学術顧問としてそれぞれの専門分野に関する勉強会や学術的なサポートを行って頂いております。
最新の研究に基づいた確かなエビデンスを伴う歯科治療を学び、日々の診療に活かしております。
・食べる力支援プロジェクト 訪問施設における多職種連携の取り組み
国が目指す「地域包括ケアシステム」や「多職種連携」を実現するためには、医療・介護の垣根を超えた専門職同士のつながりが大切と考え、都内某特別養護老人ホームにて「食べる力支援プロジェクト」と命名した多職種が連携して入居者の口腔状態の改善や誤嚥性肺炎の予防・食環境・食事の支援に取り組んでおります。
・企業・地域・施設での口腔ケア教室
介護業界とも交流が深く、様々な企業や介護施設からの依頼を受け、介護関係者やご家族向けの勉強会や研修を行っております。
お口の専門家として、物を食べるために必要な「かむ力」や「飲み込む力」が加齢により衰える理由や口腔ケアの必要性など、正しい知識や手技を一人でも多くの方に知っていただき、実際の現場で役立ててもらっております。
・衛生士学校での訪問診療ゼミ
都内某衛生士学校でも、年4回の訪問ゼミを行い未来の衛生士たちに、訪問歯科診療における多職種連携の大切さや、訪問歯科診療の楽しさ、やりがいを伝えております。