こんにちは。エムズ歯科クリニック下落合、管理栄養士の中澤です。
前回は、人が亡くなる前のお食事「看取り食」についてお話ししました。
本日は最初のお食事「お食い初め」についてお話します◎
半年ほど前に従兄弟に赤ちゃんが生まれ、先月お食い初めに参加してきました!
お食い初めは、一生食べ物に困らないことを願い、また歯が生えるほど成長したことを喜ぶ意味も込めて行います。最初の食事といっても、箸に食べ物をつけて赤ちゃんの歯茎にちょんちょんとつけて食べる真似をさせる儀式になります。
沢山の食材がある中で一つひとつにちゃんと意味があることを知り、とても面白く勉強になりました!その中で私が印象に残った食材を紹介します。
・尾頭付きの鯛
衣は赤、身は白を持つ鯛は紅白の組み合わせであることや、「めでたい」の語呂合わせから縁起の良い食材とされています。地域によって、腰が曲がるまで長生きするよう願いを込めて海老を用意するところもあるそうです。
・煮物
お食い初めに用意する煮物は旬の食材を用意することが多いそうです。スクスク育つように筍を入れたり、先が見通せるように蓮根を使用したりします。
・梅干し
梅干しは寒い冬を超えて実を付けることが由来で、辛抱強い子になるようにと願いが込められています。
・紅白餅
お餅には食べ物に困らない、丈夫な歯が生えるようにという歯がための願いが込められています。
この他にもまだまだ沢山の食材がありますが、私が印象に残ったのはこの4つになります!
ちなみに、私の時の歯固めの儀式は紅白餅ではなく石でした!!硬いものを食べると歯が丈夫になるという意味が込められており、昔から歯が健康な人ほど長生きすると考えられてきたのでしょうね。
私たちもいつまでも健康な歯でいるために、普段の歯磨きやメンテナンスをしっかり行っていきましょう◎