矯正治療中の口腔ケア

担当: 歯科医師 渡邉 | 2022.03.04

こんにちは、祐天寺の渡邉です。

まだコロナ下ですが3月は卒業の季節ですね。別れの季節で寂しさを感じますが、桜が開花し始め春の訪れを感じるとてもいい季節でもあります。何か新しいことを始めるのにいい時期だと思います。

コロナによりマスクをする環境が日常的になったこともあり、矯正治療を行う方がとても増えてきています。口元が隠れていることにより矯正治療が行いやすくなったことや、矯正治療にワイヤー以外のマウスピース(アライナー)を用いた矯正が主流になってきたことや、口元への意識が高まったことが考えられると思います。

矯正治療には、ワイヤーを用いたブラケット矯正やマウスピースを用いたアライナー矯正がありますが、それぞれ共通して歯の表面にブラケットやアタッチメントと装置を歯の表面につけて歯を動かしていきます。そのため、普段の歯ブラシだけブラッシングを行うと必ず磨き残しがでてきます。矯正治療後に装置の周りの磨き残しによって生じるむし歯はよく見かけます。むし歯の治療を行うには矯正治療を中断するか一旦終了するまで待つかになってしまうため、治療のタイムロスになってしまいます。そのため矯正治療中であっても定期的な検診は必要になります。

しかしセルフケアをしっかりできていないと定期的な検診を行なっていてもむし歯になってしまうため、今回は矯正治療中のセルフケアについて説明します。私自身も矯正治療を行なっていてワイヤー矯正で歯並びを綺麗にしました。その際に行なっていたセルフケアは、普段のブラッシングに加え歯間ブラシとタフトブラシによる補助器具を用いてケアを行なっていました。ワイヤーを用いた矯正治療は特にブラッシングだけでは毛先が当たらない箇所が必ず出てます。そこを磨くために必要なのが歯間ブラシとタフトブラシになります。市販でも簡単に購入できます。鏡を見ながら使ってもらうと磨き残しをかなり減らすことができます。矯正治療は人によりますが治療期間は6ヶ月ほどから長い人は3年ほどかかる場合もあります。治療後むし歯ゼロで終えるにはセルフケアがとても大切になるのでぜひ行なってみてください。

質問等あればぜひご相談ください。

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