皆さんこんにちはエムズ歯科クリニック祐天寺歯科医師の牧田です。

12月になり寒さも増して体調管理に注意が必要な季節になりましたね。

さて歯医者に来院される患者様は歯周病予防を目的とされる方が多いですが、歯周病は何が原因か何故歯医者さんに定期的に行かなければいけないのかについて今回はお話させて頂きます。

日々お口のトラブルは、歯の痛みはもちろん口臭や歯茎が下がってきているなど、歯周病に関わるお悩みも多くあるかと思います。

歯周病の原因は皆さん何となくイメージがつくかと思いますが、お口の中の細菌が原因です。

特に歯周病は歯と歯茎の境目である歯周ポケットという所に隠れている歯周病原細菌が原因と言われています。その細菌を除去する目的で行うのが毎日の歯磨きです。

しかし歯周ポケットは歯周病が進行してしまうとどんどん深くなってしまい、歯磨きのブラシでは届かない深さにまでなってしまうとポケットの底にはどんどん汚れが溜まってしまいます。

つまりは歯周ポケットが深くなると、この負の連鎖がずっと続いてしまい除去し切れない汚れが溜まっていき、歯周病をより悪化させてしまいます。

そのため歯医者さんで定期的に歯周ポケットの底に溜まっている汚れを取り除く必要があるのです。

よくテレビの歯磨き粉CMなどで、「年齢と共に歯茎は衰えてしまう」という言葉が流れている事が多いかと思いますが、これもとっても大事なお話です。

お口の中は年齢を重ねる毎に、歯茎は痩せていき、また歯周病への抵抗力も下がってしまうため歯周病に罹りやすく、悪化しやすくなってしまうのです。

以上のことから、歯周病はなってしまう前に予防が必要であり、悪化する前に対処していかないといけません。

定期検診をしっかり行って強い歯茎を維持していきましょう。