こんにちは、祐天寺の渡邉翔陽です。
2023年になりましたが、まだまだ寒い時期が続きます。立春を迎えて徐々に暖かくなっていくことが楽しみです。
お口の機能には、発音や咀嚼、嚥下、審美など様々な機能があります。これらの機能に必要なものは歯や骨、顔周りの筋肉、舌などです。
突然ですが、歯並びには筋肉が影響します。とすぐに理解できる人は少ないと思います。
我々の歯列を決定づけるものとして、バクシネータメカニズム頬筋機能機構という考え方があります。これは、1952年に提唱されたかなり古い考え方ですがとても重要なものです。舌と歯の周りの筋肉(口輪筋、頬筋、上咽頭収縮筋)のバランスによって決定づけられているという考えです。歯の周りの筋肉たちは内側へ力がかかるのに対して、舌は外側に力がかかります。内と外の均衡のとれた場所に歯列があります。
歯並びが悪いはこれらのバランスが悪いといえます。例えば、口呼吸の方は鼻でなく口で呼吸をするため口が開きっぱなしになります。口輪筋の力が弱くなるため舌の力に押し負けていまい、前歯が外側に落ち出されると出っ歯になります。出っ歯になれば見た目も悪くなりますし、発音もしにくくなるため、口腔機能が落ちやすいです。
お口の中は調和のとれた環境になります。食事をするのにも重要なところでありますし体の健康にとても関与します。
発音や咀嚼、嚥下、審美など様々機能において気になることやお困りのことがありましたらご相談ください。