こんにちはエムズ歯科技工士の佐藤です。
新春とは申しながらまだまだ寒さは厳しいですね。酷寒の日々の中春の訪れをひたすら待っています。
さて今回は歯の定期検診を受ける意味についてお話ししようと思います。
一般的な歯の定期検診は半年もしくは一年一回程度のサイクルで行うよう指示されるケースが多いようですが、歯周病、虫歯のリスクが高い人の場合は当てはまらず。
もっと短い期間でのチェックを受けた方がよい場合があります。
こまめな定期検診を薦められた人でも数回検診に行くうちにいつの間にか検診に行かなくなったという方もおられるのではないでしょうか?
定期検診を受けなかった歯によく起こるトラブルを紹介していきましょう。
定期検診では磨き残しをチェックすることで毎日のブラッシングを適切に行えているか判断できる機会です。
磨き残しがあるとプラークが蓄積していき歯石になり、歯ぐきに炎症を起こす原因になります。
プラークが歯石に変わってしまうとブラッシングでは取り除くことができなくなり、歯石の表面にプラークが固まっていき成長していきます。
歯石があると常に炎症を起こした歯ぐきになり出血しやすくなります。
この炎症をそのままにすると歯の周囲の骨が溶けてしまい歯の根の奥まで入り込み歯周病が進行してしまいます。
歯石になる前に正しいブラッシングでプラークコントロールすることができれば歯ぐきの状態をリセットすることができます。
噛み合わせが変化することで歯を固定している骨の量が少なくなってしまい噛み合わせが変化し、噛み合わせの負担に歯が負けてしまうと歯の移動が起こります。
すると、歯と歯の隙間に食べ物が挟まりやすくなり除去しようとしても簡単に取れなくなってしまうでしょう。
そのまま放置してしまうと深い虫歯になったり神経を取ったり被せ物になるケースも多い為定期検診でチェックすることをおすすめします。
定期検診を受けていれば歯周病、虫歯など治療した後、健康な状態を維持していくことができます。全身の健康状態にも左右する歯の健康を守る為にも歯の定期検診を受けましょう。