こんにちは。エムズ歯科クリニック港南台の院長の長谷川です。
相変わらず、花粉がすごいですね。私は毎年この季節になると、いつも花粉症に苦しめられています。鼻水が止まらなく、目が痒くて集中力を持っていかれますね…皆さまも、花粉症の方は、お薬を飲んで、うまく乗り越えていきましょう。
さて、本日は歯並びについてお話します。歯並びとは、読んで字の如く、歯の並びのことを指します。歯がきれいに並んでいて、前歯も奥歯もしっかりと噛み合っている状態を「歯並びが良い」と呼び、歯が重なってガタガタしていたり、うまく噛み合っていない状態を「歯並びが悪い」と呼びます。そして、この歯並びが悪い状態のことを、「不正咬合」といいます。
不正咬合は、なぜ起こるのでしょうか?
まず、歯並びは遺伝する、ということがわかっています。自分の家系に歯並びが悪い人が多い場合は、不正咬合になる確率が高くなります。その逆も然りです。
ではどのような状態だと歯並びは悪くなりやすいのでしょうか?歯は、顎の骨の中に埋まって生えています。顎の骨が小さいと、歯は並び切ることができず、ガタガタと斜めになってしまいます。つまりは、顎の骨と歯の大きさのアンマッチによって不正咬合は生じるのです。他には、指しゃぶりをしたり、舌を出す癖があったり、口呼吸をする癖があったりすると、指や頬や舌の力に押されて、歯並びが悪くなることもあります。これらの要因が組み合わさることで、不正咬合は生じるのです。
歯並びの改善方法としては、矯正治療が挙げられます。矯正治療とは、ワイヤーやマウスピースを用いて歯を動かし、理想的な位置に移動させる方法です。
ワイヤーを用いた矯正は、ブラケットという器具を歯に接着して、そこにワイヤーを通して歯を動かします。器具は外すことができないため、歯ブラシがかなり難しくなり、また、見た目的にも目立ってしまうのがデメリットです。その代わり、自分で外すことができないので、比較的計画どおりに歯が動いてくれることが多いのがメリットです。
マウスピースを用いた矯正は、アライナーという少しずつ形の違うマウスピースを1週間ずつ交換して、歯を動かします。マウスピースは透明なので非常に目立ちづらく、周囲の人からも矯正をしているとは気づかれづらいのがメリットです。加えて、歯に器具をほぼつけないので、マウスピースを外せば歯ブラシはいつも通りに行うことができ、虫歯になりにくい矯正方法といえます。しかし、自分で装着する時間をコントロールしなくてはならないため、少しサボってしまったりすると、思ったように歯は動いてくれないところがデメリットになります。ただ、決められた時間通りマウスピースを装着すると、しっかりと歯は動いてくれます。
矯正治療はすべて自由診療となり、保険適用外です。(費用例はこちら ワイヤー マウスピース)
不正咬合は、見た目が悪いだけではなく、噛み合わせのバランスが悪いことで、歯の虫歯や歯周病にもなりやすくなります。ぜひ、矯正治療できれいな歯並びを手に入れてみませんか?
矯正治療に興味のある方は、ぜひ当院の歯科医師までご相談ください。