入れ歯と細菌について

担当: 歯科医師 渡邉 | 2021.09.30

こんにちは、祐天寺の渡邉です。

 

今回は入れ歯について話せていきたいと思います。

入れ歯は歯を失った際に行う治療法で、インプラントとブリッジに並ぶ欠損補綴治療の一つです。

取り外しができる可撤性の入れ歯は1歯の欠損から全て歯を失った場合にも行うことが可能です。

本来歯を失った前には虫歯の菌や歯周病の菌がいますが、歯を全て失ってしまった場合はこれらの細菌たちは数を減らしていきます。その代わりに増えるのが口腔カンジダ菌です。口腔カンジダ菌は元々常在菌の一種で、歯があるときには虫歯菌や歯周病菌が口腔内の細菌叢の上位にいて口腔内カンジダ菌は下位にいますが、歯を失うことによって口腔内の細菌叢の上位にいきます。

本来虫歯菌や歯周病菌は歯があることによって歯の表面に付着・増殖していきます。口腔カンジダ菌は本来舌や頬の粘膜に付着しますが、入れ歯があることによって入れ歯にも付着します。口腔カンジダ菌は真菌といってカビの一種です。

本来であれば悪さをしませんが、入れ歯の清掃を怠ったり、唾液の量が減ったり、免疫力が下がったりすると粘膜に炎症を起こして痛みを出したりします。

入れ歯についてご相談等あればいらしてください。

 

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