洗口剤の歴史

担当: 歯科医師 渡邉 | 2023.10.05

こんにちは、祐天寺の渡邉です。

 

夏が過ぎても暑い日が続いていましたが、少しずつ秋を感じられる季節になりましたね。今年は例年よりすぐに冬になりそうなので秋を感じられる時期が短そうです。

 

歯を磨く事は生活の一部でとても大切な事です。現代ではTVやCMで口について特集されたり、歯科矯正やホワイトニングなど審美に関心を持ちやすい環境が整っていると感じます。

昔のCMですか、「りんごをかじると血がでませんか」のいうフレーズのものがありました。昔はりんごをかじるだけで簡単に歯茎から出血していたようです。これは歯を磨く事を怠って歯肉炎になったりビタミン不足による栄養不足で歯肉炎になったり色々な原因が予想されますが、当時は歯肉炎や歯周炎はとてもポピュラーな疾患だった事を表しています。そして歯科疾患実態調査によると現在でも30代で3人に2人が歯周病にかかっているとされています。日本は先進国の中でも口への意識が低いとされており、銀歯や歯並びの悪さは先進国では有名ですが、一つのチャームポイントや個性として捉える考えはとても素晴らしい事だと思います。

話が逸れましたが、歯並びや歯磨きの習慣、口臭などにより歯ブラシだけでなく洗口剤を併用する方が多くなってきました。今回はその洗口剤についてお話しします。

洗口剤の目的は口腔内の消毒です。まず、外科医のジョゼフ・リスター博士に」り画期的な消毒薬を生み出され1865年に世界で初めて消毒薬を使った外科手術を行い、重症の患者を救うこ とに成功しました。ここからアメリカのローレンス博士と薬剤専門家のランバード氏がリスター博士の手法を参考にし新たな消毒薬の研究を行い、1879年、薬用リステリンが誕生したとされています。

そこから日本人にも馴染みの「お口、クチュ、クチュ。」のフレーズのモンダミンなど日本人の口に合う洗口剤が販売されるようになりました。

今においては、様々な種類の洗口剤が販売されており、マウスウォッシュやデンタルリンスなと様々な呼び方があります。

その中でも洗口剤や液体歯磨きなど様々タイプも物があり、医薬品や医薬部外品、化粧品など様々な区分があり、それらにより使用法や用途が異なります。

ぜひ一度使用している物を教えてください。またどのような物が適しているのかご相談頂ければ一緒に探しますので、一度検診にいらしてください。

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