「歯って食べてすぐ磨くって教わったけれど、それって本当?」
「ネットで、磨くのは食後30分以上たってからがいいというのを見たけど本当?」
そんな疑問を耳にしますが、
結論から申し上げます!歯は食べてすぐ磨きましょう!
歯医者さんだから言うわけではありませんよ。
ちゃんと根拠がありますし、学会でも推奨しています!
ステファンカーブというグラフを知っていますか?
お口の中は、酸性、中性、アルカリ性を行ったり来たりしています。
お口の中の歯垢(プラーク)のpH(ペーハー)の変化を表したグラフをステファンカーブといい、それがキーワードになるのですが、聞いたことはありますか?
お口の中は、普段は中性に保たれていますが、食べ物がお口に入ると、酸性に傾いていきます。
そして、このpHが5.5以下になると脱灰(だっかい)と呼ばれる現象が起こり始め、
歯のエナメル質が溶けはじめます。
つまり、酸性状態を放置するとむし歯になります。
日頃、お口の中を汚れたままにしていませんか?ダラダラとものを食べていませんか?
その口の中は酸性です!
脱灰の反対は再石灰化といい、主に唾液などがお口の中を中性に戻そうとする働きのことです。
つまり、再石灰化が遅くなればなるほど、むし歯になりやすくなります!!
「歯磨きは30分以上時間をあけたほうが効果が出る」
など、インターネットで検索するとよく出てくるのですが…
それは大きな間違いですよ!!
思い当たったら、食べる習慣や歯磨きの習慣を、今一度見直してみましょう!
もしかしたら間違えた方法で歯を磨いているかも…?
歯についた歯垢(プラーク)を、早く取ったほうがpHが早く再石灰化を促すことになるのでお口の中の健康を保つことができるので、
再石灰化を促進するためにも、食べた後は毎回すぐに歯磨きをしましょうね♪