こんにちは、エムズ歯科クリニック歯科技工士の三坂です。
すっかり肌寒い季節になりましたね、インフルエンザが流行っていますが予防は出来ていますか?
手洗い、うがい、大勢の人の中ではマスクをして感染対策をしたいですね。
今回は、保険適応の白い歯の種類と特徴について話したいと思います。
コンポジットレジン(CR)
主に詰め物(インレー)に使用して、合成樹脂にセラミックの粒子を混ぜ込んだ審美性と強度を持った歯科用素材です。
・コンポジットレジンのメリット
・歯を削る量が少なくて済む
・歯型を取る必要がない
・治療期間が短くできる
・自然な色調をを再現出来る
コンポジットレジンのデメリット
・経年劣化で着色しやすい素材である
・セラミックに比べ強度が弱いため大きい虫歯には対応しない
硬質レジン前装冠
主に前歯6本に用いる金属のフレームにレジンという白い樹脂を張り付けて作られた被せ物(クラウン)です。
硬質レジン前装冠のメリット
・色が白い
・中身が金属なので強い噛み合わせに耐えられる
硬質レジン前装冠のデメリット
・経年劣化で着色しやすい素材である
・レジンが摩耗したり欠けやすい
CAD/CAM冠・CAD/CAMインレー
歯型のスキャンデータをコンピューターに入力しデザインして、ミリングマシンで削り出し研磨して製作されます。
2020年の9月の診療報酬の改定で被せ物(クラウン)の保険適応の範囲が拡大され、条件付きではありますが、ほとんどの歯に対して適用できるようになりました。
詰め物(インレー)に対しても、2022年4月に条件付ではありますが、保険適応が認められました。
CAD/CAM冠・CAD?CAMインレーのメリット
・色が白い
・天然歯に硬さが近いため噛み合う歯にダメージを与えにくい
・金属アレルギーが起こりにくい
CAD/CAM冠・CAD?CAMインレーのデメリット
・素材は硬めですが、セラミックや金属に比べ強度が弱い
・接着しづらくセラミックや金属に比べ外れてしまう事がある
・セラミックにくらべ色のバリエーションが少ない
などになります。
金属の歯など見た目や金属アレルギーが気になる方は、いつでもご相談くださいね。
費用に関しては、以下を参照ください。