むし歯の原因

ペリクルとは、プラークができる原因

ペリクルとは、プラークができる原因
(小林製薬HPより引用)

むし歯になる原因や流れを説明していきます。唾液中の糖タンパク質を主成分とした歯牙表面に形成される、薄い被膜のことを「ペリクル」といいます。このペリクルが足がかりとなり、歯の表面に細菌が溜まります。そして、この集合体を「歯垢(プラーク)」といいます。この歯垢(プラーク)が産生する酸により、歯が溶けると「むし歯」になります。歯垢(プラーク)の見た目は白色、黄白色であり、ネバネバとした粘着性の性状をしています。そのため、うがいだけで洗い流す事は難しく、ブラッシングにより取り除く事ができます。


咬合によるクラック

むし歯になる原因の一つとして、咬む力によって歯にヒビ(クラック)が入り、そこから細菌感染が起きる場合もあります。歯にクラックが入っているかどうかは、ご自身では分からない事が多いです。

咬む力というのは通常の食事の際には40~60kgですが、夜間の歯ぎしり・食いしばりなどの際には300kg以上の力が歯や顎にかかると言われています。自分が歯ぎしり・食いしばりをしているかどうか、お口の状態を見ると分かることも多いので、気になる方は定期的に歯科検診に行くことをお勧め致します。

咬合によるクラック
(インプラントネットHPより引用)



著者経歴

石渡 弘道

  • 国立東京医科歯科大学 歯学部 歯学科 卒業
  • 医療法人社団翔舞会 エムズ歯科クリニック 入社
  • エムズ歯科クリニック祐天寺 院長就任