欠損と咬合
欠損とは
人間の体の一部がないことを、欠損、と言います。歯がないのは、正確に言うと、歯牙欠損、と言いますが、 ただ、歯科において、欠損、と言えば「歯がないこと」をさしています。
欠損が進んでいく原因となる咬合
一部の歯しか当たっていないとき、そこから壊れていきます。つまり、先に書いた、オープンバイトは、奥歯しか当たっていないわけですから、奥歯から抜けていく傾向にあります。
奥歯から順に、欠損になっていっている症例。
そして、奥歯がほとんどなくなってくると、前歯がそれまで以上にかみ合うことになりますが、たいていの場合、前歯は耐えきれずに前に出てきます。ようするに年々、出っ歯になっていき、最後はグラグラになって抜けてしまうことがあります。
全ての歯がバランス良く咬んでいることが重要で、歯があるけど、当たっていない歯があるならば、並び替えて、バランス良く当てること。歯を失ってしまったら、何かしらの方法で人工の歯を入れて、咬めるようにすること。これらが重要になります。
著者経歴
佐藤優樹
- 2003 年 鶴見大学歯学部卒業
- 2006 年 エムズ歯科クリニック勤務
[主な所属・役職]
- 厚生労働省認定歯科医師臨床研修指導歯科医
- ICOI(International Congress of Oral Implantologists)指導医
- 日本顎咬合学会会員
- 日本口腔インプラント学会会員
- 日本歯周病学会会員