予防としての矯正

いま困っていなくても、いま気になっていなくても、矯正治療をすることで将来起こる不具合を防ぐことができます。

虫歯、歯周病

歯並びが悪いままだと、歯ブラシなどで汚れを取りきることは物理的に不可能です。汚れが残るといずれ虫歯や歯周病になり、最悪歯を失うこともあります。

虫歯、歯周病予防としての矯正

歯の欠損

上下の前歯が接触しない(開咬)など、奥歯に過度な負担がかかる状態が何十年も続いた場合、歯が割れる、歯周病が重症化するなどして抜歯に至ることが多いです。実際に開咬の方で80歳時点で奥歯が残っている方の割合は0%だった、という研究結果も出ています。

歯の欠損予防としての矯正

顎関節症

バランスの悪い歯並びや、顎の位置が不安定になりやすい歯並びを放置することで、慢性的な顎関節症に悩ませられるケースもあります。

顎関節症予防としての矯正

気道狭窄

顎の発育が不十分だと、気道が狭くなり、口呼吸になります、口呼吸は虫歯、歯周病、口臭の原因になるだけでなく、鼻呼吸と比べて風邪を引きやすくなり、全身に影響を与えます。酸素の流入量が減ることで、全身の発育や身体能力にも差が出るとされており、また睡眠時無呼吸症候群の原因にもなります。
※顎の発育を誘導できる小児に限ります。

いかがでしたでしょうか?矯正治療の大切さを理解していただけましたら幸いです。

気になることがございましたら、遠慮なくご相談ください。



著者経歴

松尾 一樹

松尾一樹

  • 2016年 東京医科歯科大学歯学部歯学科 卒業
  • 2017年 エムズ歯科クリニック 入社
  • 2021年 エムズ歯科クリニック能見台 院長

[主な所属・役職]

  • 日本歯周病学会会員
  • 日本口腔インプラント学会会員