栄養相談
エムズ歯科クリニックでは歯科治療において欠かせない栄養に関する相談をお受けしております。
また、歯科と栄養に関する情報提供を、冊子を用いて行います。
現状の栄養状態の評価
まずは、現状の栄養状態を評価します。評価方法はいくつかあることを記載しましたが、簡易スクリーニングでは、身体に関する不調から不足していると考えられる栄養素を、栄養価計算ソフトを使用した評価では実際のお食事の内容から摂取栄養素量の評価を行います。
現状と理想の違い
現状の摂取栄養素量と実際に必要だと考えられる栄養素量を比較し、現状と理想の差をお伝えさせていただきます。また、歯科治療と共に考える必要な栄養素量は、「日本人の食事摂取基準」という厚生労働省が提示している、エネルギー・栄養素欠乏症の予防、生活習慣病の予防、過剰摂取による健康障害の予防を目的とした基準ではなく、歯周病で不健康になってしまった歯茎を健康な状態に導くため、抜歯後やインプラント治療後など骨の形成を必要としている状況においては、必要な栄養素の量が多いことも考え、現状と理想の差をお話させて頂きます。
今後の食生活について提案
まず1つ目に、不足している栄養素を補う方法として考えられるのが、毎日の食事です。栄養素は食品に含まれているため、必要な栄養素を多く含む食品やそれらを活用した料理や献立を提案します。料理や献立といっても、自宅で自炊をされる方だけではなく、スーパーマーケットやコンビニエンスストアで食事を購入されるという方、外食をメインに食事を摂られるという方など、様々な食生活の環境に合わせたご提案をさせて頂きます。
食事では補いきれない方へのサプリメントの提案
1つ目に提案させて頂いた食生活への提案ですが、毎日のことである食生活をいきなり大きく変えることが難しいという方も多くいらっしゃると思います。自分以外のどなたかに食事作りをしてもらっていて変えてもらうのが難しい場合、自分では作っているけれど忙しくて今以上に食事の内容を増やすのが大変だという場合、そもそも現状の食事量で満腹になっているため、今以上の食事量を摂取することを希望されない場合、他にも様々な理由で食生活を変えることに対するハードルが高いと感じる方は多いのではないでしょうか。
また、歯科治療をする上では現状の摂取栄養素量が不足していなかったとしても、治療中は一時的に栄養素を多く付加することが必要な場合が多くあります。そのような場合、食事のみでは補うことができない栄養素量になることも多々あり、その場合は「サプリメント」のような、栄養を補助する食品を提案させて頂きます。
- 15. 食べることは活きること
- 15.1 栄養の必要性
- 15.2 歯科治療に関わる栄養素
- 15.3 評価ソフト
- 15.4 栄養相談
- 15.5 サプリメント
著者経歴
佐藤 優香
- 2017年3月 神奈川県立保健福祉大学保険福祉学部栄養学科 卒業
- 管理栄養士国家資格 取得
- 2017年4月 エムズ歯科クリニック元住吉 入社
- 2018年9月 エムズ歯科クリニック チーフ就任
- 2019年12月 エムズ歯科クリニック マネージャー就任
- 2020年12月 NR・サプリメントアドバイザー 資格取得
[現在まで]
- トリートメントコーディネーター、管理栄養士として勤務。
- 院内では歯科管理栄養士の立ち上げに携わる。
- また、新人の歯科助手育成のためのDA学校の講師を担当。
- MID-GにてTC導入セミナーの講演を担当。
- MID-Gにて外部向けTC学校の講師を担当。
- MID-Gにて歯科管理栄養士に関する講演を担当。