初秋の風が心地よく、朝夕にはどこか涼しさを感じる季節となりました。季節の変わり目は体調だけでなく、お口のトラブルも起こりやすい時期です。初めまして、エムズ歯科クリニック 元住吉 歯科医師の吉田です。
今日は「差し歯・被せ物が取れたときの応急処置と歯医者に行くタイミング」についてお話ししたいと思います。
食事中や歯磨きの最中、「あれ?取れたかも…」という経験は誰にでもあり得ます。差し歯や被せ物は、土台となる歯や接着剤の状態によって外れることがあります。取れた瞬間は驚きますが、まずは落ち着いて状況を確認することが大切です。
取れた被せ物や差し歯は、必ず保管して歯医者へ持参してください。捨ててしまうと再利用できず、治療費や時間が余計にかかることがあります。以下にポイントを列挙します。
・取れた部分を無理に戻さない
市販の接着剤で付け直すのは絶対に避けましょう。歯や被せ物を傷める原因になります。
・患部を清潔に保つ
軽くうがいをし、食べ物が詰まらないよう注意します。痛みがある場合は、刺激の少ない反対側で噛むようにしましょう。
・取れた被せ物は清潔に保管
ティッシュではなく、小さな清潔な容器に入れて持ち運ぶと安心です。
歯医者に行くタイミングとしてはできるだけ早く受診することが大切です。痛みがなくても1〜2日以内の受診が理想的です。
理由は以下の通りです。
・土台の歯がむし歯になっている可能性
被せ物が外れる原因の多くは、内部のむし歯です。放置すると痛みが出たり、治療が大掛かりになったりすることがあります。
・噛み合わせの悪化を防ぐため
被せ物がない状態で過ごすと、周囲の歯が動き、噛み合わせが乱れることがあります。
・取れた被せ物が再利用できるか判断できる
早めの受診であれば、元の被せ物をそのまま使えるケースもあります。
差し歯や被せ物が取れると不安になりますが、正しい応急処置と早めの受診でほとんどのケースはスムーズに治療できます。季節の変わり目は体調だけでなく、お口の状態も変化しやすい時期です。気になることがあれば、遠慮なく歯科医院へご相談ください。







