秋の風が心地よく感じられる季節になりました。10月は食欲の秋を楽しむ機会も増え、美味しいものを口にする機会が多くなる時期ですね。
こんにちは。エムズ歯科クリニック新丸子の歯科医師、佐々木です。
そんな季節だからこそ起こりやすいのが、食事中の「カチッ」という思いがけないトラブルです。差し歯や被せ物が突然取れてしまい、「痛みはないけれど大丈夫だろうか」「すぐに歯医者へ行った方がいいのだろうか」と不安になる方も少なくありません。
実際に患者さまからも、「旅行中なので受診は後日でも問題ありませんか」「取れたものを自分で戻してもいいですか」といったご相談をいただくことがあります。
差し歯や被せ物が取れたとき、多くの方は取れてしまったこと自体に注目します。しかし少し視点を変えてみると、本当に大切なのは「なぜ取れたのか」を考えることかもしれません。長く使用する中で接着剤が弱くなることもありますが、歯ぎしりや食いしばりによる負担、歯と被せ物の境目の変化などが関係している場合もあります。また、痛みがなくても歯が刺激を受けやすい状態になっていることがあり、そのままにしているとしみたり欠けたりする可能性があります。
もし差し歯や被せ物が取れてしまった場合は、まず取れたものを捨てずに保管してください。ティッシュに包むと誤って処分してしまうことがあるため、小さなケースや袋に入れておくと安心です。また、市販の接着剤などでご自身で付け直すことは避けていただく方がよいでしょう。その後の歯科治療に影響することがあります。
受診までの間は、取れた部分で硬いものを噛むことを控え、できるだけ反対側で噛むよう意識してみてください。そして痛みの有無にかかわらず、都合のつく範囲で早めに歯科医院へ相談することをおすすめします。取れた被せ物をそのまま使用できる場合もあれば、新たな対応が必要になる場合もあるため、まずは状態を確認することが大切です。
秋の風が心地よく感じられるこの季節、美味しい食事やお出かけを楽しむためにも、お口の小さなサインを見逃さないことが大切です。気になる症状がございましたら、お気軽にご相談ください。皆さまが快適な秋を過ごせるよう、お口の健康づくりをお手伝いできれば幸いです。







