秋の気配が少しずつ深まり、朝晩は過ごしやすい季節になってきました。
食欲の秋ともいわれるこの時期、食事を楽しんでいるときに「ガリッ」と何か硬いものが当たったり、「あれ?歯の形が違う?」と気づいたりすることがあります。
それが、差し歯や被せ物だったら、まず何をすればよいのでしょうか?
取れたら、まず「そのまま保管」
差し歯や被せ物が取れたときは、まず取れたものを捨てずに保管しましょう。小さな袋やケースなどに入れて、歯科医院へ持ってきてください。
ここで注意したいのが、「とりあえず自分で付け直そう」としないことです。市販の接着剤などで固定すると、歯や歯ぐきを傷めたり、正しい位置に戻せなくなったりすることがあります。
また、取れた部分を舌で何度も触ったり、気になって強く噛んだりするのも控えましょう。
痛くないから、しばらく放置……は要注意
「痛くないし、時間ができたときに行けばいいかな」と思ってしまう方もいるかもしれません。
しかし、被せ物が取れたということは、歯を守っていたものがなくなっている状態です。
中の歯がむし歯になっていたり、被せ物が外れる原因が隠れていたりすることもあります。そのまま放置すると、歯が欠けたり、噛み合わせが変化したりして、治療の選択肢が限られてしまう場合もあります。
そのため、痛みがなくても、できるだけ早めに歯科医院で確認してもらいましょう。
取れたものは、もう使えないの?
実は、取れたものの状態や歯の状態によっては、そのまま再装着できる場合もあります。
一方で、むし歯や歯の破折などが見つかり、作り直しや別の治療が必要になるケースもあります。
「取れただけだから大丈夫」と自己判断せず、まずは一度診てもらうことが大切です。
もし食事中に「取れた!」となっても、慌てなくて大丈夫です。
取れたものを保管する・自分で接着しない・早めに歯科医院へ相談する。
この3つを覚えておけば、突然のトラブルにも落ち着いて対応できます。
秋の味覚を安心して楽しむためにも、歯の違和感はそのままにせず、ご相談ください。







