秋も深まり、食事がおいしく感じられる季節になりました。一方で、「最近むせやすくなった」「以前より飲み込みにくい」と感じることはありませんか。こうした変化には、口腔機能低下症が関係している場合があります。
口腔機能低下症とは
口腔機能低下症とは、加齢だけでなく、病気やさまざまな要因によって、お口の機能が複合的に低下している状態です。お口の乾燥、噛む力や舌・唇を動かす力の低下、食べ物を噛んだり飲み込んだりする機能の低下などがみられます。
「硬いものが食べにくくなった」「食事中にむせることが増えた」「飲み込みにくい」など、日常のちょっとした変化が気づくきっかけになることもあります。お口の機能の変化は、自分では気づきにくいため、気になる症状があれば歯科医院で相談してみましょう。
気になる方には、歯科医院で行う口腔機能低下症の検査があります。検査では、お口の衛生状態や乾燥、噛む力、舌や唇を動かす力、舌の力、噛む機能、飲み込む機能などを確認し、お口の状態を総合的に評価します。
検査によって、どの機能が保たれていて、どの機能に低下がみられるのかを客観的に確認できます。結果に応じて歯科医師などが一人ひとりに合わせた管理や指導を検討します。「年齢のせいだから」とそのままにせず、お口の状態を知ることから始めることが大切です。
秋はさまざまな食材を楽しめる季節です。これからも食事や会話を楽しむために、お口の機能にも目を向けてみませんか。飲み込みにくさやむせなど、気になる変化がある方は、定期検診の際などにお気軽にご相談ください。
歯科助手 早坂亜紀奈







