「朝起きると顎が疲れている」「歯がすり減ってきた」「家族から歯ぎしりを指摘された」。
こうした症状がある場合、歯ぎしり(ブラキシズム)や食いしばりが関係している可能性があります。
歯ぎしり・食いしばりの原因は?
歯ぎしりは、睡眠中に起こる「睡眠時ブラキシズム」と、日中に無意識に歯を接触させる「覚醒時ブラキシズム」に分けられます。
原因は一つではなく、ストレスや心理的要因、睡眠状態、生活習慣、飲酒・喫煙、カフェイン、服用薬など複数の要因が関係すると考えられています。そのため、「噛み合わせが悪いから歯ぎしりをする」と単純に判断することはできません。
放置するとどうなる?
強い力が繰り返し歯や顎に加わることで、
- 歯がすり減る・欠ける
- 詰め物や被せ物が壊れる
- 歯や歯周組織への負担が増える
- 顎の筋肉の疲労や痛み
- 顎関節への負担
などにつながることがあります。
特に歯の摩耗や破折は、進行してしまうと元の状態には自然に戻りません。そのため、早めに歯科医院で状態を確認することが大切です。
ナイトガード(マウスピース)の効果は?
歯科医院では、睡眠中に装着するナイトガードを使用することがあります。
重要なのは、ナイトガードは「装着すれば歯ぎしりそのものが完全になくなる」という治療ではないことです。
主な目的は、上下の歯が直接接触することを防ぎ、歯の摩耗や破折、修復物へのダメージを軽減することです。症例によっては顎の筋肉や顎関節への負担軽減も期待できます。
市販品もありますが、噛み合わせや歯の状態によって適切な形は異なります。
歯ぎしりや食いしばりが気になる場合は、自己判断だけで済ませず、一度歯科医院で歯の摩耗や顎関節、噛み合わせの状態を確認してもらいましょう。


