こんにちは。エムズ歯科クリニック東中野 歯科医師の吉峯慶吾です。
最近はまだとても暑いですね。しっかりと水分補給しましょう。
さて今回は、歯ぎしりや食いしばりが体に与える影響についてお話しさせてください。
歯ぎしりや食いしばりは、多くの方が無意識に行っている習癖であり、放置するとお口だけでなく全身にさまざまな影響を及ぼす可能性があります。
就寝中の歯ぎしりは特に自覚が難しく、「朝起きるとあごがだるい」「歯がしみる」「詰め物がよく外れる」といった症状で気づくことが少なくありません。
まずお口の中への影響として、歯のすり減りやヒビ、知覚過敏、被せ物の破損などが挙げられます。
強い力が長時間かかることで歯周組織にも負担がかかり、歯周病の進行を助長することもあります。また、あごの関節に負担が蓄積すると顎関節症を引き起こし、「口が開けにくい」「カクカク音がする」といった症状につながることもあります。
さらに、歯ぎしりや食いしばりは全身にも影響します。咀嚼筋の緊張が続くことで、頭痛や肩こり、首のこりの原因になることがあり、睡眠の質の低下にも関与します。無意識のうちに体へストレスをかけ続けている状態ともいえるでしょう。
こうした問題への対策として有効なのが、マウスピース(ナイトガード)による治療です。
就寝時に装着することで、歯と歯が直接こすれ合うのを防ぎ、歯や補綴物の保護に役立ちます。また、かみ合わせの力を分散させることで、あごや筋肉への負担軽減も期待できます。患者さま一人ひとりの歯型に合わせて作製するため、違和感が少なく安心して使用できます。
ただし、マウスピースはあくまで「守る治療」であり、歯ぎしりそのものを完全になくすものではありません。ストレス管理や生活習慣の見直しもあわせて行うことが大切です。
歯ぎしりや食いしばりは、早めに対策することで将来的なトラブルを防ぐことができます。
気になる症状がある方は、お気軽に当院へご相談ください。快適な毎日と健康なお口を守るための第一歩になります。


