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そもそも、なぜ歯並びが悪くなるの?

そもそも、なぜ歯並びが悪くなるの?-どんな原因で歯並びが悪くなるのかご紹介します-

日本人で完璧な歯並びの人はほとんどいない、と言いましたが、それはなぜなのでしょうか?
それは大きく分けて

①人種・民族的な特徴②成長過程での異常③生活習慣

が原因とされています。

歯並びと歯の大きさ、あごの大きさの関係

そもそも歯並びは、歯の大きさとあごの大きさに深く関係しています。
それらは人種別に特徴があり、一般的に日本人はあごが小さい傾向があると言われています。
それは何十、何百年代にも渡って受け継がれてきた遺伝的特徴ですから、今日明日に直すことは困難です。

成長過程での異常が原因になることもあります。
歯やあごが発達する幼少期に、まだ小さなあごなのにも関わらず、
大きな歯が生えてしまうと歯並びがいびつになってしまいます。

反対に、まだ成長しているあごに対して、生えてくるのが小さな歯だと、歯と歯の間にすき間ができてしまいます。
また、遺伝・成長過程による影響のほかに、子どもの頃の癖も歯並びに影響します。

無意識に身につけてしまった癖が、だんだん歯並びを悪くしていってしまった可能性もあるのです。

無意識に身につけてしまいがちな癖とは?

指しゃぶり

乳児~幼児によく見られる癖

乳児~幼児によく見られる癖のひとつですが、長期に渡ると歯並びや噛み合わせを悪くしてしまう可能性があります。開咬、上顎前突(出っ歯)、上顎の歯列が狭くなるなどの症状がよく見られます。小学校に入学してもまだやめない場合は、注意が必要です。

舌突出癖ぜつとつしゅつへき

舌突出癖

あまりなじみがない言葉かもしれませんが、日常的に口をあけて舌で歯の裏側を押したり、上下の歯で挟んだりする癖のことを指します。この癖を続けていると、上顎前突(出っ歯)、下顎前突(受け口)、開咬などになりやすくなります。唾を飲み込む際に、舌を押し出すような癖のあるお子さんは要注意。その後の発音や喋り方にも影響が出てしまうかもしれません

頬杖ほおづえ

頬杖

小さいうちから頬杖が癖になってしまうと、あごの成長を妨げる恐れがあります。また、噛み合わせのズレも引き起こします。あわせて、「うつぶせで寝る」「頬の内側を噛む」という行為も注意が必要。こちらも頬杖と同じように、あごを圧迫してしまいます。

口呼吸

口呼吸

口呼吸が癖になると、長時間口が開けっぱなしになり、下あごと舌がだんだん下がってきてしまいます。そうすると、顎の幅が狭くなったり、前歯が出やすくなり、不正咬合の原因になったりするのです。口呼吸は、歯の健康だけではなく睡眠時無呼吸症候群や口臭にも影響を及ぼしますので、改善を検討してはいかがでしょうか。

思い当たる癖はいくつありましたか?

いまのあなたの歯並びは、もしかしたら小さい頃の癖が原因なのかもしれません。
もしお子様に癖があるのなら、それがほかのことに影響してしまう前に注意してあげることが肝要です。

特に不正咬合の原因となる癖は、早めに直してあげられるよう気をつけましょう。