「矯正治療は小さいうちが良い！」

なんて話をよく聞くかもしれません。本コラムでも何度か提唱してきたことでもあります。しかしながら、歯並びが悪いとわかっているのに、「私はもう年をとったから…」と諦めていませんか？悪いものをそのままにしておくと、どうなるでしょうか。風邪であれば悪化しますし、悪性腫瘍は転移します。お口の中も同じです。悪い歯並びのまま生活することは、普段の生活にも大いに影響を及ぼします。正しい知識と正しい治療で、気になるところを治すのは、遅くなんてありません！

歯科矯正のメリットとは？

きれいな歯並びのお口の中は、よい咬み合わせになり、審美性も兼ね備え、尚且つむし歯や歯周病の予防につながります。年を重ねたからといって遅いということはありません。大人の方の矯正治療の年齢制限はありません。歯がなくなってしまって…という方もご安心ください。その部分にインプラントを埋め込む方法など、ご紹介できる治療法は多岐に渡ります。治療中の歯がある、という方もご相談ください。その治療が並行して行えるかどうか検討致します！

以前は、高齢者や歯周病をお持ちの方への矯正治療は、「やってはいけないこと」とされてきました。その理由として、矯正治療が歯周病を悪化させてしまう…という誤った情報が流れていたからです。しかし、矯正治療を行うのも歯科医院、歯周病治療を行うのももちろん歯科医院です。二つの治療は難しいかもしれませんが、高い技術を持った歯科医師や、専門知識のある歯科医師がいれば、並行して行うことは十分に可能だと思います。また、歯科医院によっては大きな病院や、専門性の高いクリニックと提携している場合もあります。ホームページなどを普段からチェックしていてもわからないことはありますので、ぜひ歯科医院に相談してみましょう。