こんにちは！能見台所属、歯科医師の遠藤です。
2月は短いのに節分やバレンタインデー、祝日もありイベント盛りだくさんであっという間に過ぎてしまう気がします。
恵方巻きやチョコレートなど美味しいイベントだらけなので美味しく食べて、口腔ケアもして楽しく過ごしたいですね。

さて、本日は口臭予防についてお話しします。皆さんは口臭予防に行っているケアはありますか？
そもそも口臭には原因がいくつか存在します。１つ目は歯周病によるものです。歯周病によりできた歯周ポケットに細菌が溜まると、臭いのもととなる硫化水素などの物質を作り出します。２つ目はニンニクやニラなどの臭いの強い食べ物やアルコール飲料などの食べ物です。こういったものは胃の中で消化されて臭うため、歯磨きなどでお口の中を綺麗にしても臭いがすることが多いです。そして、舌苔（ぜったい）も原因の１つです。舌苔とは、皮膚の垢のようなもので、舌に白く苔のように溜まったものを言います。
舌苔を取り除くには柔らかい舌ブラシを使用するのがおすすめです。歯ブラシで擦ってしまうと舌は柔らかいため傷がついてしまいます。歯ブラシの時に１日１回程度行っていただくことがおすすめです。また、舌ケアの製品の１つに「BREO−EX」という商品があります。こちらは歯科専売品で、表面がざらざらしているタブレットを舌の上で転がすことで舌苔を除去できる商品です。味はグリーンアップル、グレープがあり、口腔ケアがまだ不慣れなお子様にもおすすめです。
また、お食事の後は歯磨きをされるのが良いのですが、もしすぐには難しい場合は洗口剤などでゆすいでいただくのも１つの手です。BREO−EXや洗口剤についても当院で取り扱っているものもありますので、ご興味あればぜひお声掛けください。

口臭や歯周病、むし歯はそれぞれ別個の問題ではなく、全て関連するのも事実です。様々なお口に関するトラブルを予防、早期発見のためには皆さんのセルフケアはもちろんのこと、歯科医院での定期検診が重要です。ぜひお気軽にお問い合わせください。