皆さんこんにちはエムズ歯科クリニック歯科医師の牧田です。

8月に入り本格的に夏本番ですね。熱中症対策で水分補給をしっかり行うよう気をつけて過ごしましょう。

今回は毎日の歯磨き時には必ず皆さん使うと思いますが、「歯磨き粉」についてお話しさせて頂きます。

歯磨き粉は歯ブラシと併用することで、口腔内の汚れを除去することはもちろん、口臭や歯周病、虫歯の予防に役立つ非常に有効なアイテムです。

しかし、その種類が豊富で成分によって効果が異なるため、どのような歯磨き粉を選べば良いか迷うことが多いと思います。

まず、歯磨き粉に含まれる成分には、研磨剤、発泡剤、香料、防腐剤、薬用成分などがあります。研磨剤は、歯垢や着色汚れを除去する役割がありますが、一方で歯の表面を傷つける場合があるため、適切な粒度のものを選ぶことが重要です。発泡剤は、泡立ちを良くし、歯ブラシが届きにくい箇所でも汚れを取りやすくする効果がありますが、泡立ちによって歯磨き満足感がでてしまい、ブラシが行き届いていないのに磨いた気になってしまうというデメリットもあります。香料や防腐剤は、口臭を防ぎ、清涼感を与える役割があります。薬用成分は、フッ素などの虫歯予防効果や、他にも歯周病を予防する効果、知覚過敏のがある成分がいくつかあります。

歯磨き粉を選ぶ際には、自分の口腔内の状態や目的に合わせて選ぶことが大切です。歯垢や着色汚れを重視するのか、口臭や歯周病の予防を重視するのか、虫歯予防を中心にするのか薬用成分が配合されたものを選ぶことがおすすめです。

また、定期的な歯科医院でのメンテナンスや、適切な歯磨き粉の使用によって、虫歯や歯周病、口臭などの予防に繋がります。口腔内の健康維持のためにも、適切な歯磨き粉の使用と歯科医院での定期的なチェックが重要であることを覚えておきましょう。