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保険適用となる歯科治療は?
2019.5.10. 金曜日
歯科矯正は基本的に保険適応外となっていて、健康保険での診療は受けることができません。ですが、国が定めた特定の疾患に該当する場合、健康保険での治療を受けられるようになります。詳しい病名などは日本矯正歯科学会のホームページに掲載されています。
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では、ほとんどの矯正治療でなぜ保険が適用とならないのでしょうか?
健康保険は、厚生労働省が承認していない治療や技術・薬・材料を使用する治療の場合は使うことができません。つまり極端な話をすると、昨日発売された新薬を今日治療に使うとなった場合、保険診療を行うことは難しいのです。厚生労働省の認可には時間がかかるため、日々進歩していく技術や治療法を使用する歯科矯正は、自由診療とする歯医者さんが多いというわけです。また、「歯並びを美しくする」という理由での歯の矯正には、保険が適用されない仕組みとなっています。

顎変形症とは
保険適用のできる矯正治療の一例として、顎変形症というものがあります。額変形症は、普通の歯科矯正で治すことができず、外科手術が必要となります。顎変形症の場合、骨の形によってうまく噛めない、うまく喋れない、などの支障が出てしまい、病気と扱われるため保険適用となるようです。
先天性異常
例えば、生まれつき唇に亀裂が生じてしまっている唇顎口蓋裂や、出生時になんらかの原因で歯が生えてきてしまう先天性歯などの、先天性異常の場合も保険診療となることが多いです。
どんな病気にしろ、保険適用となるかどうかは、お医者さんに聞くのが一番かもしれません。歯医者さんに聞く時は、矯正の専門の先生がいる歯科医院や、大きな病院と提携している歯科医院のほうが迅速に結果が出るでしょう。

将来歯磨きが困難になったり、噛み合わせが悪くなったりするのを防ぐためにも、早めに歯科医院に通って、定期的な健診をお勧めします。