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指しゃぶりとかみ合わせについて

指しゃぶりとかみ合わせについて

 2018.7.20. 金曜日 

赤ちゃんの時、指をしゃぶるクセがある子どもがいますね。指しゃぶりは大人になるにつれてだんだんなくなっていきますが、稀に幼稚園、小学校にあがっても指しゃぶりのクセが抜けない子もいます。指しゃぶりは、その後の口の中にどのような影響を及ぼすのでしょうか?

どうして歯は動く

そもそも指しゃぶり自体はなくてはならない赤ちゃんの行動です。自分の体をなめることで心を落ち着かせたり、指を口の中で自由に動かすことで口の中の感触を確かめているといった意味があります。指しゃぶりは、普通の子どもでは2歳くらいまでしているのが多いので、その前にやめさせる必要はありません。しかしながら、それが長く続いていくと、歯並びにあまり良くない影響を及ぼします。

かみ合わせに不具合が出る

指しゃぶりは、歯が生え始めたらなるべくさせないほうがいいという説もあります。なぜなら、かみ合わせが悪くなってしまうからです。上の歯と下の歯のかみ合わせがうまくいかず、出っ歯になってしまったり、すきっ歯になって発音に影響が出ることもあります。また、その歯並びのおかげで口をうまく閉じられなくなってしまい、口呼吸になってしまう子もいます。口呼吸になると、口臭が強くなったり、ウイルスを取り込みやすくなったり、むし歯になりやすくなったりするのです。たかが指しゃぶり、と軽く考えていると、自分の子どもの口内環境の変化に気づけなかった!となってしまいます。

お父さん、お母さんは今一度子どもの口内環境について考えてみましょう。歯並びがあまり良くない…と思ったら、もしかしたら子どもの時の指しゃぶりが原因かもしれません。歯医者さんに相談して、早めの矯正治療をオススメします。

歯の図解