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軟らかいものを食べすぎは間違い?

軟らかいものを食べすぎは間違い?

 2019.3.8. 金曜日 

厚生労働省の歯科患者調査によると、12歳~20歳未満の実に26%に叢生(乱ぐい歯:歯がデコボコしたり、重なりあって生えてしまう状態。八重歯もこの一部)が見られた、と発表しました。「今の子どもは軟らかい食べ物ばかり食べすぎなのではないか?」と問題を提唱する人もいるかもしれませんが、実はそれは間違いなのだそうです。では、何が原因で歯並びの悪い子どもが増えているのでしょうか。

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歯並びが悪いことの影響

歯並びが悪いことを気にして、4月からの新生活には「歯並びを矯正したい!」と思う人もいるでしょう。歯並びが悪いと、むし歯や歯周病になりやすい、噛み合わせが悪いためよく噛めない、発音や姿勢が悪くなる、顎関節症になりやすい、などの影響があります。食べるものが偏ったりすれば、全身の健康にも悪い影響を及ぼすかもしれません。だからといって、すぐに矯正治療をしたくでもできない、という人も日本には多くいるでしょう。

歯の矯正治療は自費診療ですので、相応のお金が必要になります。それに、一日二日で終わる治療ではありません。時には年単位での治療が必要になるのです。日本人は海外と比べても歯並びの悪さをそこまで意識していません。悪い影響が出る前に、口の中の見直しが必要なのです。

歯並びが悪い理由は歯が大きくなったため!?

参考記事によると、現代の子どもたちの歯並びが悪いのは、歯が大きくなったからではないか、と書かれています。動物性たんぱく質を多くとることによって、永久歯が大きくなり、日本人の顎にきれいに並ばなくなってしまっているというのです。日本人の顎は欧米人よりも小さいと言われています。そのため、歯が大きくなってしまうと、正常な歯並びを形成することが難しくなってしまうのです。

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例で見ると、戦前と戦後では大きさがかなり違うようです。それは、食べる物が変わり、栄養が変わったことにより影響を受けたのかもしれません。
最近ではその栄養の変化により、歯だけではなく、背格好や体重、腕や足の長さも変わってきたと言われています。生まれてくる赤ちゃんが、昔はみんな同じような、子猿のような顔をしていたのに、近年では生まれたばかりでもしっかりと個性のある顔立ちをしていることも関係があるのかもしれません。栄養が良くなり、健康的にしっかりと食事できるようになったからこそ、バランスのとれた食事をすることが大切です。