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プラークコントロールって?

プラークコントロールって?

 2017.12.22. 金曜日 

プラークコントロール。テレビや雑誌などで、一度は聞いたことがあると思います。でも、実際にその意味をきちんと理解し、プラークコントロールを正しく行っている人はそんなに多くはないのではないでしょうか。今一度、プラークコントロールとは何なのか。どうすることがプラークコントロールなのか。正しく理解して、適切な歯磨きを実践してみましょう!

まず、プラークコントロールの「プラーク」とは何でしょうか。プラークとは、いわゆる歯垢(しこう)です。つまり、プラークは歯の表面に付着した食べカスや汚れで構成されています。プラークをそのまま落とさないでいると、やがて歯石(しせき)になり、自分で取り除くことは不可能になってしまいます。プラークコントロールをすることで、歯石になる前の歯垢を取り除き、歯垢もつかない「プラークフリー」の口内環境を保つことができるのです。

なぜプラークコントロールが必要?

「では、プラークコントロールは歯磨きだけで十分なのでは?」と思ったかもしれませんが、実はプラークコントロールをしっかりと行うには、歯磨きだけでは足りません。もちろん、正しいブラッシングをすることは歯垢除去に繋がります。しかしながら、自己流の歯磨きだけでは、なかなか見えない部分の歯垢を落とすことはできません。また、自己流の磨き方にはどうしてもクセが出てしまい、左右どちらかは完璧に磨けていても、どちらかは磨けているように思うだけで、実際には疎かになってしまっている、といった場合がよくあります。

プラークコントロールの必要性

そんな時は、歯医者さんで、歯科医や衛生士さんに磨き方を教わることが解決の近道です!歯医者さんでは、あなたの口の中を見て、あなたの口内の状態に合った磨き方を教えてもらえます。また、同時に歯石の除去とむし歯の治療も行うことができます。むし歯は早めに治しておくことで、口内環境を整えることができますので、定期的にむし歯の有無をチェックしましょう。

おうちでのプラークコントロールの一環として、間食をコントロール、歯磨き粉を使って歯磨き、またデンタルフロスや歯間ブラシを使うのがおすすめです。間食は、プラークにとっては絶好の餌となってしまいます。しかしながら、間食をまったくしないでストレスを溜めてしまうほうが体にとっては良くありません。ですから、間食をしたら必ず歯を磨く、一週間に三回に我慢する、など無理のない範囲でコントロールしましょう。歯磨き粉は、今やプラークコントロールのためのものや、キシリトールが配合されているものも発売されています。自分の口内環境に合ったものを選び、使用して歯磨きを行いましょう。歯磨き粉についても、歯医者さんで相談することができます。

デンタルフロスや歯間ブラシは、薬局でも買うことができます。使い方は、やはり歯医者さんで教えてもらいましょう。デンタルフロスや歯間ブラシは、歯磨きの後の仕上げとしてとても効果があります。歯と歯ぐきの間など、見えない部分のプラークを落とすのに役立てましょう。

ケアグッズ

このように、プラークコントロールは歯磨きだけしていればよい、というわけではありません。プラークコントロールを正しく行うことで、日々の歯磨きが楽になったり、むし歯が予防できたりします。わからないことがあるときは、かかりつけの歯医者さんに相談しましょう!