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○年後もおいしく食べる-8020運動

○年後もおいしく食べる-8020運動

2017.10.27. 金曜日

○年後もおいしく食べる-8020運動

「8020 運動」という運動、聞いたことありませんか?1989年より、国と歯科医師会が推進している、「80 歳になっても20 本以上自分の歯を持っていよう」という運動です。食べ物を自分の歯でおいしく食べるためには、最低20本の歯があればできるとされています。それを目標とし、高齢者の方々の口腔内ケアを推進しているのが、この「8020運動」です。

ですが、平成23年の歯科疾患実態調査では、1人あたりの75歳以上の人の歯が抜ける本数の平均は15.7本となっており、つまり全部で28本の歯があるとするとこの時点で8020の達成は難しいということになります。では具体的に、80歳になっても20本以上歯を保つためにはどうしたらいいのでしょうか? ただ歯磨きを毎日しているだけ、歯に良いものを食べているだけではなさそうですよね。

80歳になっても目指せ!20本以上のきれいな歯!

もちろん、歯磨きも食生活も大事ですが、歯並びも実はとっても大事なのです。実際、8020を達成している高齢者の方々を見てみると、皆さん歯並びが非常に良い方が多いです。歯並びが良い=歯磨きがしやすい=歯の病気にかかりにくい、ので歯を健康に保ちやすいからだと言えるでしょう。歯並びが悪かったり、抜けた歯をそのままにしていると、ある一定の場所に食べカスが詰まってむし歯になりやすかったり、歯が抜けたところから歯周病などの病気にかかったりすることもあります。口腔内を健康に保つことができれば、90歳を超えても堅いせんべいやするめ、魚の骨や堅い肉などを食べることもできるのです。いくつになっても食べ物を好き嫌いなく、おいしく食べたいと思いませんか?

よく噛むことはあごの骨にも良いですし、だ液の分泌、消化にも良いことがわかっています。また、噛むことであご以外の筋肉も鍛えられ、いつまでも若々しくいられます。8020を達成している高齢者の方々の多くが、趣味のスポーツやお稽古などを続けており、心身ともに健康であることがうかがえます。自分の20年後、30年後、もっと先を見据えたとき、「今の歯並びで大丈夫かな?」と考えてみてください。

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少しでも歯並びが気になるという方は、是非最寄りの歯科医院で相談を!80歳になっても目指せ!20本以上のきれいな歯!